収録お疲れ様でした。ドラマの収録の感想をお願いいたします。
歩と玲司の関係値は、最初に「bi-colorシリーズ」を録らせていただいたときの記憶がやっぱり鮮明で。
そこから4年経って2人の関係値がより深く深くなっていっているんだな~というのをすごく感じました。
相棒として関係が進んでいるというか、成長していることを感じたお話でしたし、周りと掛け合いをしていて、すごくお芝居が楽しいなと思いました。
あと、最初の頃は玲司が余裕しゃくしゃくで歩を転がすような感覚があったんですけど、
今回は逆に歩が玲司を転がすシーンがあったり、「すごく良い関係になっているな」というのを痛感しましたね。
佐藤:
確かに、玲司と歩の立ち位置、すごく変わりましたね。良い意味でフラットな関係になったなと思います。
上月さんが入ってくれたことも大きかったなと。
人に話すことで自分の思考を整理できることってあると思うんですけど、玲司にとってはこんなに自分の思考や感情を吐露する相手は、
もしかしたら今までいなかったんじゃないかなと思うんですよね。
上月さんはすごく気配りができて察しの良い人ですし、潤滑油としての役割をしてくれるお陰で
ROCK DOWNやVAZZYというグループがより良い循環をしているなと今回特に思いましたね。
上月さんはスッと側にいてくれる人なので、何か悩んでいる側からすると「話してもいいかもな」となるんだろうなと思います。
山下:
上月の経歴がすごく活きている物語だったと思います。
「元芸能人だから皆の気持ちがわかる」という演じる上での前提はありつつ、その人に合った答えを出せる器用さがあるというよりは、
ちゃんと言葉を受け取った上で返せる人間だということ、ナチュラルにそういう素質を持った人間だということを大事にしましたし、今回改めて気づきました。
掛け合いがいつも以上に楽しくて、お2人がいいパスをくれたので、理想的なレシーバーになれるよう頭でも考えつつその場の掛け合いで生まれたものを大切にして演じました。
あと、今回は玲司と歩をからかうような面があって(笑)。
この人に対してここまでは言っていいんだろうと上月もわかってきて、よりROCK DOWNメンバーとの関係性が深まっているように感じました。
僕自身も上月を演じることに少し慣れてきた感覚があり、彼ら(ROCK DOWN)の日常の1ページに自然に入れました。
玲司のソロ曲「MYSELF」についての感想や収録中のエピソードなどお聞かせください。
(コーラスなど色々録ったので)これまでの楽曲でたぶん収録に1番時間がかかっています。
ROCK DOWNというよりもVAZZYっぽさがある曲で新鮮でしたね。
玲司がラップをやるとは思わなくて最初は面食らいましたが、色々な創意工夫をして歌いました。
これまでの楽曲が表舞台の天羽玲司とすると、この曲は自分の内心を吐露するものなのかなと思っています。
いつものドラマの中の印象よりも玲司の内面に突っ込んだ曲だなと感じました。
「こうありたい」という玲司の願望や理想が込められているんだろうと思います。
今の玲司の内面のイメージがこの曲だとすると、これから演じる上で僕の中の天羽玲司像が変わってきそうですね。
僕自身「こういう人だったんですね!」という発見がありました。
歩のソロ曲「ヒカリアレ」についての感想や収録中のエピソードなどお聞かせください。
ストレートでシンプルが故に難しい曲で、お芝居と同じくいかに音で表現するかが必要になる曲だと感じました。
表現したい方向性をディレクターの方と共有して、サビのニュアンスをそれぞれ変えてみたり、歌っていてすごく楽しかったです。
今回の歌詞はAメロ部分がドラマともシンクロしていて、「見えるものだけが全てさ」という世界の中でも前を向くところが歩らしい曲ですね。
僕はキャラクターソングを歌うのがこのVAZZROCKがはじめてでした。
それから4年間で歌唱の技術を積み重ねてきた今、この曲を歌えてすごく良かったと思いましたね。
デュエット曲「Go Crazy」についての感想をお願いいたします。
最初の歩とのデュエット「純情グラフィティ」(「VAZZROCK」bi-colorシリーズ⑨「天羽玲司-emerald-」収録 )は、ずっしりとした情感のある曲でしたが、今回はだいぶ軽やかになりました。
2人の関係性の変化もあると思うんですけど、個々でこれまで経験してきたことが曲に表れているのかな。
肩の力は抜けているけど、勢いは増して前に進んでいるんだなという感じがしました。
歌詞がとてもまっすぐで、玲司1人だとちょっとこそばゆいかなと思うんです(笑)。
でも、歩と2人の楽曲だからこそ「こっ恥ずかしいけど言えちゃう」みたいなことがたくさんあるんだと思いますね。
坂:
今の歩と玲司の成長、変化した2人の信頼値だからこその力強さを感じる曲です。
「純情グラフィティ」のときは、どちらかというと儚さや、脆い内面が見える曲でした。
「Go Crazy」はめちゃめちゃ明るいわけではないですが、芯の強さを感じる曲というか、お互いに前を向いている姿が目に浮かぶような力強さがあるなと収録中にも思いました。
儚いだけではなく芯のある歩の一面が見える曲です。これから頑張るぞというときに聴いていただくとすごく力を貰えると思います。
もうひとつのデュエット曲「恋文ディスタンス」はいかがでしたか?
ノスタルジーな感じの曲でした。
収録のときに「年齢感を若めに意識してみてください」と言われたので、玲司の癖みたいなものは極力抜いて、「玲司らしさが少し見えれば」くらいのニュアンスで歌いました。
先に録っていた歩にフィットするような形で歌うことを意識しましたね。「純情グラフィティ」の前日譚という設定の歌詞でしたが、それを匂わせるようなアプローチはあえてしませんでした。
聴いてくださった方が、ふとしたときに「あれ?」と思ってくれるぐらいが良いかなと。
「純情グラフィティ」を録った当時は一生懸命「天羽玲司をやろう」という感じがありましたけど、今は肩の力を抜けるようになって、重ねてきたものに意図的に濃い味を重ねたくないなと思っていて。
塩味を薄くして出汁を濃いめにするみたいな感じですかね、気持ち的には(笑)。
坂:
「純情グラフィティ」を歌ったのは4年近く前でしたが、そのときにどのような感情を歌に込めたかが鮮明に思い出されました。昔からのファンの方は歌詞に注目していただくと喜んでいただけるんじゃないかなと。
「純情グラフィティ」との関係性やストーリー性を感じますし、「恋文ディスタンス」と「純情グラフィティ」を繰り返し聴いていただいて、「こういうストーリーになっているんだ」というのが、みなさんの頭に映像として浮かぶようになれば良いなと思って歌わせていただきました。
あと、純粋に「純情グラフィティ」を録ったときと比べて僕が少し歌えるようになったと思うんですよね(笑)。
あの頃はがむしゃらさや一生懸命さが歌に出ていた時期で、その頃を思い出しながら収録に臨みました。
今は力の抜き方を覚えて、こう歌えば色がつくんだなということがちょっとずつ掴めてきていると思っていますが、
今回の収録で良い意味で初心に帰ることができましたし、この気持ちを忘れずに持っていないといけないなと感じました。
ありがとうございました。ファンへメッセージをお願いします。
達成感でいっぱいです!
今後ともよろしくお願いします。以上です(笑)。
坂:
今まで歩は「bi-colorシリーズ」で色んなメンバーとのドラマや曲を展開してきましたけど、今回は歩の原点、今の彼を作り出す大元になっているコンビ・玲司との関係性を描いていてすごく感慨深かったです。
1stシーズンの関係性から比べると、「バズアニ」でのエピソードも経て「こんなに成長してるんだな」と不思議な感覚を覚えました。
歌の方も、最初のソロ曲「SHOOTING STAR!!」(「VAZZROCK」bi-colorシリーズ⑩「立花 歩-aquamarine-」収録)から一皮も二皮も剝けたソロ曲になっていると思います。
デュエット曲の「恋文ディスタンス」は「純情グラフィティ」の逆アンサーソングみたいな形にもなっていますし、ドラマだけではなく曲でも2人の昔と今を比べて楽しんでいただけるので、ぜひ聴いてください。
山下:
歴史のある作品に関わらせていただけることを改めてうれしく思います。
自分も初登場のときは上月と同じように緊張していました。
ただ、今回で上月がどういう人間なのかよりわかったような気がして。
「今度はこういう面を出してみよう」とか「ここまでやるのはありかな」と探るフェーズに入ってきた気がして、すごく楽しいですね。
上月はマネージャーとして皆から信頼されている存在ですけど、ROCK DOWNのメンバーと同年代でもあるので、彼らと触れ合って上月も変わっていくんだろう、これから成長していくんだろうなという期待を込めて、これからも演じていきたいなと思いました。
マネージャーとしてみなさんの推しを支えていきますので、これからもよろしくお願いします。
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「VAZZROCK」bi-colorシリーズ4thシーズン④「天羽玲司×立花 歩-emerald×aquamarine- One’s duty」